ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

権威主義

日本でワインブームを生み出すには、
・イベントにする
・権威が認め、良し悪しを個人に判断させない
・周りの人がやっている
を満たすことと、考えた。

うーん。
そんな消費は来て欲しくないですね。

仕事では顕著に思うのは、権威がお墨付きを与えたか、に中間管理職はこだわります。判断したくない、してはいけないのでしょう。

ワインでも、ブランドモノに文句をいうと怒られるのは、せっかく判断しなくてよい状況になっているのに、そうでなくなるのが、嫌なのでしょう。


そのように、権威主義なのですが、であれば、ワインこそ、権威が構築された世界なので、かつ、お金を払えば、権威に準じれる訳ですから、いいはずなのですが、イマイチ冴えません。歌舞伎のような立ち位置です。

一つに、多数の消費者にとって選択肢が多いこと。
二つ目に、多数の消費者にとって、好みではないことが分かっている。
ためだと思います。

一つ目について、選べるよう教育すれば良い、掲示すれば良い、と考えるのは、頭がよく自我のある人間の発想です。多数派は小学生低学年程度のB層なのですからそんなことは出来ません。
二つ目をクリアするために、マリアージュが考えられたのでは?と見ています。しかしマリアージュは決定的にいけません。ワインと食事を合わせるのは、高度な活動です。そんなことは出来ません。ビールに負けます。

自然派so2を入れない、これは上記1をクリアする分かりやすい商法ですが、不味いため、2で見放されます。

日本ワインも、同じく不味いので、駄目です。

私なら、こうします。
1ー分かりやすさ
フランス産 自然派のブドウ由来
のみとします。
2-美味しさ
甘くします。
だれるので、炭酸を入れます。

あとは適当に物語をつけ、社会的な正当化を図り、メディアに載せます。限定にするのもいいですね。


多分それは、我々既存のワイン愛好家の知るワインではなく、新ジャンルのワインになるでしょう。文化が広まり、世俗化するという現象だと思います。

追記
炭酸としましたが、アイスにする、冷たくする、などもいいですね。ビールが不味いのにバカスカ飲まれるのは、冷やしてあるからです。
キンキンに冷えたビールというコピーは、冷えていないビールはビールではないと刷り込むことで、大手メーカーのビールは不味くない、不味いのはぬるいビールを出した店、とすり替えられています。
また、ビールは喉越しで味わうとしたのもいいですね。
舌で味わうと不味いのがバレますからね。
あと、ビールは大人の味としたのも素晴らしい。万が一、不味いと分かっても、子どもだな!と思われるため、言えません。
ビールの販売戦略は、これまでの時代にマッチしていました。


願わくば、その呪縛から逃れ、不味いものに気づいて欲しいです。少しずつ味覚を取り戻し、普通に作られた食べ物を好むようになって欲しいです。
旧ジャンルのワインはそのためのひとつの指標として、存続してもらえれば嬉しいです。