ミュジニーを飲みつくせなかった・・・
1.1986 ミュジニー ヴィエイユ・ヴィーニュ ジャック・フレデリック・ミュニエ
淡く、ストラクチャーがなく、香りが主体。ベリーが退き、石灰的。レザっぽい。
2.1993 ミュジニー コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ
よどみ、果実、力強さ、ベリー。黒い。泥臭い。最も熟成しそう。
3.1995 ミュジニー ジョセフ・ドルーアン
1と2の中間。口の中で強くなったり、弱くなったりする。黒~赤い。
4.1996 ミュジニー ジャック・プリウール
透明感があり、折り目正しいアルミホイル。赤い。
5.1998 ミュジニー ルロワ
スタイルはルロワ。 タニックではなく開いている。 最もスケール感が無い。単純。赤い。
6.1999 ミュジニー フェヴレー
石っぽい。アタックはあるが余韻は無い。最も単純。 赤い。
7.2002 ミュジニー ルイ・ジャド
凡庸。
個別にはスタイルは十人十色。
共通点は、スケールが小さい、意外に黒く赤が基調。ミュジニー最北端のドルーアンのなかに、最もヴォギュエを見出したことは以外であった。そう思うと、案外、ヴォギュエのミュジニーは普遍的でである様にすら思える。グランクリュらしいワインは4のJPのみ。それ以外は村名といってもいい表情。
思い出すと、97ヴォギュエのレザムルーズ、ボンヌマール、ミュジニーを飲んだとき、最もミュジニーが小さく、グランクリュから遠かった覚えがあります。また先日、Nさんと話しをしていたら、ルーミエの蔵でティスティングをしていて、やけにうまい村名ワインだなと思ったらルーミエだったとか。
[訂正]
キャラクターが黒いというのは誤認。赤いのほうがいい。
[仮説]
・半端な熟成状態でミュジニーを飲むと村名状態に陥るのかもしれない。
・白いミュジニーは、ルーミエだけ?
ベリーの香りが強すぎるこれらには愛着をもてない。1以外、全て好みではない。1もこの中ではよいが、絶対的にすごいわけではない。09のミュジニーをミュニエとプリウールを最近飲んだが、それらは甘く、ベリーベリーしていたことを思い出す。
これが全てなのか、まだ何かを隠し持っているのか分からない。古酒のミュジニーをちゃんとのみたい。
[追記]
一番ポテンシャルを感じたのはヴォギュエ。(嫌いだけど)