ミュジニー・ブラン
1. Puligny-Montrachet 1er Cru Les Folatieres 1995 Etienne Sauzet
ピュリニーモンラッシェ フォラティエール 1995 エティエンヌ・ソゼ
2. Puligny-montrachet 1er Cru Les Referts 1995 Etienne Sauzet ピュリニーモンラッシェ レ・レフェール 1995 エティエンヌ・ソゼ
3. Chevalier-Montrachet 1995 Etienne Sauzet
シュバリエモンラッシェ 1995 エティエンヌ・ソゼ
4. Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Creux Fraiches Eaux 2008 Chantal Lescure
ニュイサンジョルジュ レ・クルー・フレッシュ・オー 2008 シャンタル・レスキュール
5. Corton 2006 Comte Senard コルトン 2006 コント・セナール
6. Corton-Charlemagne 2000 Louis Jadot
コルトン・シャルルマーニュ 2000 ルイ・ジャド
7. Musigny Blanc 1991 Comte Georges de Vogue
ミュジニー・ブラン 1991 コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ
テーマはミュジニー・ブランをボーヌとの対比で考えてみることでした。
このワイン群で位置づけるなら、シュバリエとコルトンシャルルマーニュの個性を包含しつつ、余韻とスケールを大きくしたものでありました。ただ、91のミュジニー・ブランは雹害により酸が高まった例外的なヴィンテージであり、この結果が、他のヴィンテージに適用できるとは思えません。
もう少し酸が落ち、フラットで力強い味わいのイメージがあります。
またグランクリュなのか?という問いについては、個人的には違うが答えです。力強さは兼ね備えているものの、何かが違うと感じています。理由は説明できません。
■テーマ外
①フォラティエール
フォラティエールに関しては、驚きました。力強さと単調さがイメージでしたが、そこに、酸がしっかりありました。酸のイメージがないことをTさんに伝えたところ、そうではないといわれました。たぶん、自分が飲んできたものが例外だったのでしょう。案外いいです。
②レフェール
もっさく、微妙。ラフォンのバールに類似。ワイン単体としてはよろしくない。
③シュバリエ
フルーティで冷たい感じが、下品。一方で味わいは静けさがあり調和がとれている。味わいと香りがあっていない。シュバリエはアンバランスで奇妙なワインである。一万円を切るなら許せる。近場のあそこを飲んでいればいい。
上記3つのワインは、区画の個性を知る教材として素晴らしい。ただ単体としては完成度が低く、先日飲んだ、アンリボワイヨのピュリニー村名に完成度の点で劣る。(ただし、スケール感や情報量の点ではボワイヨが劣る。)
④ソゼ
イマイチ美術品にはなり切れない、半端なワインを作るドメーヌ。
好きなので、安ければ飲みたいが、品質と価格が見合っていない。
価格を決める人は今一度、よく考えてほしい。
⑤コルトンシャルルマーニュ
CCはむつかしい。そもそもにして、3つの村にまたがり存在する時点で広過ぎでアペラシオンとして機能していない。分割して、畑を特定して飲めるなら、よいものに会えるはず。