ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

シャンボール (1)

f:id:machiya11:20190410200902j:plain
@表参道〜 第2回 〜
シャンボール・ミュジニー村 2014

いただいた順に。
・2014 la Pousse d'Or Chambolle-Musigny
最もクリーンに仕上がっています。裏を返せば、最も内容がないとも言えます。粘土より岩を感じさせるキャラクターで、表土は薄そうな印象。儚いニアンスが、後ろ髪を引かれる。

・2014 Arnoux-Lachaux Chambolle-Musigny
ボリュームはあるが、芯がありません。
樽香に隠されて香は見えません。
粘土ニアンスが出ていますが、密度が低く、最初のプスドール村名より密度は低いです。
本日最低評価でした。

・2014 Bruno Clair Chambolle-Musigny Les Veroilles
一見、薄く厚みがないように見えます。
ですが、芯があり、余韻にて最も現れているのが、内側から味わいが湧いているようです。粘土石灰の個性が出ています。香に目を向けると、華やかでシャンボールとなっています。白い花と蜜。

リューディはボンヌマールの上、マルヌの粘土を含みます。上部に森があり、一部は午後日陰になりやすいです。
本日一番。

・2014 Jacques Cacheux Chambolle-Musigny 1er Cru Les Plantes
プラントなのに超合金的味わい。畑の優しさが出ていない。駄作。

・2014 la Pousse d'Or Chambolle-Musigny 1er Cru Les Charmes
記憶にありません。

・2014 Hubert Lignier Chambolle-Musigny 1er Cru Les Baudes
味、香に焦点がぶれて乱視のよう。それがヴォーヌロマネのように複雑さになっていない。また、香、味わいにエッジがなく、習字で止め跳ねをいい加減にしたよう。
また透明感はない。
Baudesでいい印象のものは記憶がなく、また今回も。

・2014 Jean-Jacques Confuron Chambolle-Musigny 1er Cru
人工的。

・2014 Serafin Chambolle-Musigny 1er Cru Les Beaudes
人工的。

・2014 Robert Groffier Chambolle-Musigny 1er Cru Les Amoureuses
この中のプルミエクリュでは1番よい。
密度があり、味わいと香りにエッジがあります。
透明感と酸がある赤果実がチャーミングです。内側に引き締めるようにある力は、素晴らしいです。
ただ、香の伸びやかさ、スケール感のなさは残念です。そのため、ブラインドで出したら、よく出来た村名と思われるかもしれません。

・2014 Perrot-Minot Chambolle-Musigny 1er Cru La Combe d'Orveau Vieilles Vignes Cuvee Ultra

果実が豊か。ボディがグラマラス。甘みが豊か。芯や陰影はない。贅肉だらけのワイン。