ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

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デュージェニー

2012 ヴォーヌロマネ ドメーヌ・デュージェニー
インポータ:ラックコーポレーション
ショップ:アーベン

リューディ・レ・コミューンとレ・ヴィニューから作られるヴォーヌロマネ村名。

https://www.enoteca.co.jp/item/detail/wc/deugenie/deugenie2011_08.jpg
(エノテカ(株)より引用。https://www.enoteca.co.jp/item/list?_producer=238)

ちょうど先日飲んだアンリグージュのニュイ・サン・ジョルジュ1erシェニョ(2009)

↓最も右側の区画(Les Chaignots)と似ている。

f:id:machiya11:20151025020620j:plain
地理的にも近いので似ているのは当然ともいえる。

このワインはLes Chaignotsをラルロが作ったようなキャラクタである。つまりより葡萄由来のタンニンが少なく大人しいつくりをしている。そしてヴォーヌロマネ特有の、集中力のなさ・ぼんやりした焦点の定まらない味の仕上がりとなっている。そしてやや薄い。
またこういう表現は嫌いだが「ビオっぽい」と表現されるキャラクタもある。なぜこの表現が良くないかは、脱線して帰ってこれないため省略。

デュージェニーとグージュのLes Chaignotsとを比べると、グージュに感じた差し込む青白い光をここに感じない。それはワインの造りというよりインポータとショップの差といえる。

優等生的で模範的な造りをしている。裏を返すと現時点では面白みに欠けるともいえる。20年後、このワインが化けるか否か興味深く思う。化けるならこの優等生的なスタイルに妖艶さが加わりノックアウトできるワインになる。