ブルゴーニュワインの感想 改めて、テーマ見直し中

     このブログと私は行き先不明です

2015-01-01から1年間の記事一覧

野生性と品性の共存、ラルロ・フォレ

2012 ニュイサンジョルジュ クロ・ド・フォレ サン・ジョルジュ ドメーヌ・ド・ラルロ ・インポータ:ジャパンインポートシステム ・ショップ:せきやネットショップ ニュイサンジョルジュフェア継続中で、ニュイサンジョルジュを探したら、縦置き2列目奥に…

ビオディナミと地水火風

ビオディナミとは何か、天に近いロシュと地を色濃く出すニュイサンジョルジュを通じて分かってきた気もします。 地水火風と植物の生育の相関がビオディナミであり、土壌によって地水火風の現れが異なることにより、土地らしさが生まれるということなのではな…

雑記

ワインを自分で買って飲むサイクルが多くなり、以前より気になることが・・ それはワインのコンディションである。自分で出所をコントロールできる分、コンディションが良く分かってしまう。突き詰めるとインポータと店の組み合わせで、以前より制約ができて…

ロッシェとニュイサンジョルジュ

ここのところ、グージュのおかげでニュイサンジョルジュブームが来ており、ラルロの96クロドフォレ若木と、グージュの10ポレサンジョルジュのニュイサンジョルジュ2銘柄とジョルジュリニエ10年クロデゾルムを飲んだ。(あと関係ないけれど86テタンジュトップ…

アンリグージュ その1

2012 ブルゴーニュ アンリグージュ この前のアンリグージュのクロドポレサンジョルジュには、アンリグージュのイメージを一新させられた。これほどまでに繊細で妖艶とは。自分の中でいままで全く興味がなく、放置されてきたアンリグージュを調べてみると、20…

ジェラールラフェ2004 徳岡

2004 ジュヴレシャンベルタン ジェラールラフェ(徳岡/みちのく岩手の酒屋さん) ワインを自宅で飲む機会が多い。 というのも、ワイン会の主催者は総じて、60近い方が多かったように思う。そして開いていていた方々の年齢があがるごとに、開かれる頻度が…

意外に華やかなジョルジュリニエ

2010 Morey-Saint-Denis PremierCru Clos des Ormes Georges Lignier et Fils 本文とは関係ないが、ブログ名を変えてみた。前名称「感想」とつけたときは、ブログ移行時にとりあえず暫定的に名前を付けたもので、それで数年たってしまった。「感想」とは、な…

オールドファッションなドミニクのミュジニー  

2002 ミュジニー ドミニク・ローラン(ネゴシアンもの) 今のドミニクローランは樽香も控え繊細で酸を大事にした造りをしている。それも、2006年、2007年あたりを境に大きくかわっているのではないかと思う。それは2006、2007で大きく変わったのだが、その後…

ソゼ 2002 変化あまりなし

2002 ピュリニーモンラッシェ1erシャンカネ ソゼ 経験則でもっともコンディションが良いワイン屋より、上記を購入した。ここの店をG店とする。近くのある酒屋でも、同時期に同じルフレーブを買ったことがある。どちらも国内の有名インポータでも、G店は奥…

帰省中 ジャン・ラフェ ジュヴレ 

帰省先に予め送っておいたラフェを。 1999 ジュヴレシャンベルタン ジャン・ラフェ ジェラールラフェのACブルゴーニュと同じく酸が高く尖っている。 酸以外にも、全般的にラフェとの共通点を多く見出すことができる。 硬いタンニン、控えめな果実、濃くも…

ワイナートにおけるラフェの評価

過去のワイナート誌ジュヴレシャンベルタン特集を読んでいて、ラフェの記事とワインの評価があった。 ジェラールラフェその人は、寡黙な人で、聞かれたことに対して簡単にしか答えなかったようである。田中さんとしてはもっと議論したい、情報を引き出したい…

ピエールアミオ モレサンドニ ブラン

2006 モレサンドニ(ブラン)ピエールアミオ アミオは2006年までヌーベルセレクションで、2007年からモトックスに変わっている。なので、2006年までを買っている。 アミオの珍しい、モレサンドニブランだが、案外、美味しい。 樽のタンニンがまだ目立つが、…

ジェラールラフェ2007の区画、そしてリューディロシェ

ジェラールラフェ2007のショップの説明に、 道を挟んでグランクリュに隣接する好立地! ピノノワール100%(樹齢80年) 父の代から非常に恵まれた畑を所有し、樹齢の古い古木を多く所有しておりますが、多くのワインはネゴシアンに販売しているためドメーヌ…

ジェラールラフェ ラヴィネもの ACブルゴーニュ2012

2012 ブルゴーニュ ジェラール ラフェ(恵比寿ワインマート/ラヴィネ) ブルゴーニュを振り返ってみると・・・ ①2007 ブルゴーニュ ジェラール ラフェ(インポータ:恵比寿ワインマート/ショップ:ラヴィネ) 澱が多い。ブレット。時間とともにブレットが飛…

ジェラールラフェ ラヴィネもの ACブルゴーニュ2007

2007 ブルゴーニュ ジェラール ラフェ(輸入業者:恵比寿ワインマート) オーレジャパンのラフェ07が酸が刺々しく深みがなく、 ラヴィネで買った恵比寿ワインマートものラフェ07が酸が優しく深みがあった件の再考です。 ラヴィネものを再度購入してみました…

ラフェ インポータ違い

オーレジャパンのラフェ2本を購入しました。 前々回飲んだラフェの2007ブルゴーニュは、ラヴィネが輸入。 今回は、オーレジャパン輸入、イージーワインさんで購入。 イージーワインさんには直接伺い、セラーや店内環境を確認させていただきました。ワインは…

YSワインショップ(ドーヴィサ2013、アンリグージュ2012ポレ)※タイトルのグージュヴィンテージを修正

YSワインショップにて試飲しました。 2013 シャブリ ヴァンサンドーヴィサ 2013 シャブリ1erフォレ ヴァンサンドーヴィサ ドーヴィサのシャブリはフォレに近いこともあり(※2年前ほどに聞いたインポータからの情報)、大きな差はない。 中身が抜けたようなボ…

”ブリュノ・クレールの再評価”とブルゴーニュ愛好家としての指針

前項と矛盾することを考えている。 その後、ゆる系代表のジェラールラフェのシャンボールを飲み、ブリュノクレールも残っていたものを飲んでいた。ブリュノクレールはいったい何を考えて、何がいいと思い、あの造りを続けているのだろうか? あのタンニンと…

ブリュノ・クレール マルサネ 2流

2008 マルサネ・レ・ロンジュロワ(村名) ブリュノ・クレール ブルゴーニュルージュの酸の幅で最も高い部類に入る。しかし果実とその甘さと粘度の高さが重い。それに加え、ブリュノ・クレールの西郷隆盛的な武士的個性(重厚なタンニン、鉄のフレーバと味)…

ルフレーヴ オールドファッション

1986 シュヴァリエモンラッシェ ドメーヌ・ルフレーヴ ワインは多面的な個性をもち、かつ、相対的な側面もあるので、比較対象によっては、重いワインも軽いともいえる。その逆もある。さて、このワインであるが、98年頃までのラフォンや同年代の白を基準にす…

ワイノット、田中さんごめんなさい

寺田で、ろびーさんをロビーでまつ。その間、雑誌を見ていると、田中さんのコラムが掲載されているワイノットが。 買うことがないので、眺めてみました。 田中さんの火山/堆積土壌のコラムは面白いのですが・・・、全体を通じて、雑誌のコンセプトが見えま…

寺田本社

ろびーさんに連れられて寺田本社にプライベートセラーの整理のお手伝いに。 いや、600本のセラーの整理に、4時間かかり、最後は寒さで手がしびれてきました。これは、大金持ちの人は人にお願いしたいという声が上がり、今の寺田が管理する方向に動くなと…

フィネス試飲会 と ブルゴーニュ愛好家のストライクゾーン

フィネス試飲会ということで行ってみた。 行ってみて、ブルゴーニュがないことが分かった。 1.2014ピクプール・ド・ピネ Moulin de Gassac ラングドック・ピクプールは田中さんにいろいろ飲ませていただいていたがちょっとイメージが異なっていた。味…

焙煎

ご飯の炊き方について嫁と議論をしていました。 電子ジャーはマズイね(夫) →圧力鍋やガスの釜いいね。周りの人(学校の人)でジャーを使っている人がいない。(妻) →圧力をかけるのもいいけれど、土鍋よさそう。(夫) →時間的に無理。もう少し余裕ができ…

Bordeaux

ラ・シャペル・ド・ポタンサック2009 ¥2,808 オー・メドックではなく、メドック。 モレサンドニの村名のような仕上がり。 酸・果実・タンニンのバランスがよく、甘すぎず、硬すぎない優等生。 粘土的な粘り、ざらついたタンニンなども類似している。 カ…

コルゴロワン(コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ)

2013 ブルゴーニュ Domane Desertaux Ferrand ニュイサンジョルジュを南下したところにある、コルゴロワンの村にあるACブルゴーニュ。ラヴィネソムリエに好みを伝えたところおすすめしてもらったので買ってみた。 まず紫色の液体に驚きを覚えた。これほどリ…

ロベールシルグ アリゴテ 2012  に追記しました。

ロベールシルグ アリゴテ 2012 - 感想

リューディでないものの価値とは

リューディの特定されない広域ブルゴーニュである。 ブルゴーニュに埋没する人種にとっては没個性で意味を見いだせない。一部のひとは、いや今や多くの人なのかもしれないが、広域ブルゴーニュを買ってそのヴィンテージや生産者の個性を、スキルを図るという…

グラス

2015年3月初めにバカラのオノロジー・グランブランを割ってしまった。 あの後、検討した結果、それを買わず、バカラの写真の向かって左側のグラスを買った。良いにはよいのだが、グラス底部から口までの上背がないため、香りを多層的に保持することができな…

ロベールシルグ アリゴテ 2012

ロベールシルグのアリゴテは、ヴォーヌロマネの南側にある区画から作られる。正規のAMZでは輸入していない銘柄である。 Bourgogne Aligote 2011 日本未発売のキュヴェ。シリュグ家が元々所有していたVosne Romaneeの南側にある畑に1991年と1992年にかけて1ha…